工業製品製造業分野と評価試験
日本の多くの工場では、金属部品、機械、電子機器などの工業製品を製造しています。特定技能(SSW)制度では、こうした仕事は「工業製品製造業」分野に含まれ、所管省庁は経済産業省です。本レッスンでは、この分野と技能試験の概要を説明します。特定技能制度全体については、日本で働くルートを紹介する別コースをご覧ください。
業務区分
この分野は「業務区分」に分かれています。2026年10月時点で、特定技能1号には17の業務区分があります。そのうち次の3区分は工場の代表的な仕事で、特定技能2号の対象にもなっています。
| 業務区分 | 主な作業 |
|---|---|
| 機械金属加工 | 金属部品の切削、プレス、溶接、鋳造、仕上げなど |
| 電気電子機器組立て | 機器や基板の組立て、配線、検査など |
| 金属表面処理 | 金属表面を保護・仕上げるためのめっきなどの処理 |
そのほか、紙器・段ボール箱、コンクリート製品、陶磁器、印刷・製本、紡織製品、縫製、電線・ケーブル、家具、ゴム製品、かばんなどの区分があります。試験は区分ごとに行われるため、まず自分の経験と希望する仕事に合う区分を決めることが大切です。
技能水準の証明方法
- 自分の区分の「製造分野特定技能1号評価試験」に合格する。
- 技能検定3級の合格や、関連する職種での技能実習2号の良好な修了など、ほかのルートもあります。自分に当てはまるか確認してください。
- 日本語能力も必要です。JFT-Basic、または日本語能力試験(JLPT)N4以上が求められます(免除される場合を除く)。
試験の形式
試験は2つの部分で構成されています。学科試験では、材料、安全衛生、作業方法など、技能の裏付けとなる知識が問われます。実技試験では、正しい工具の選択、測定値の読み取り、写真や図からの不良の発見など、正しく判断し作業できるかが問われます。2026年10月時点では、多くの試験がテストセンターでのCBT(コンピューター・ベースド・テスティング)方式で実施されていますが、ペーパーテストや製作等作業試験の方式も認められています。問題は日本語で出題されるため、工場での経験と同じくらい専門用語の知識が重要です。試験日程、会場、受験料、試験時間、合格基準は変わることがあるため、申し込む前に必ず最新の受験案内を確認してください。
本コースの使い方
以降のレッスンでは、多くの区分に共通する内容(生産の流れ、作業標準、品質、測定、図面、安全、基本的な加工)を扱います。日本語の用語は読み方と一緒に覚えましょう。そのうえで、自分の区分の公式学習教材があれば活用してください。Jobagus.idは登録料を一切いただいていません。試験合格や就職をお金で約束するブローカーにはご注意ください。
制度や試験の内容は変更されることがあります。最新情報は公式サイト(meti.go.jp、moj.go.jp/isa、ssw.go.jp)でご確認ください。