対立はどこから生まれるか
対立とは、仕事や人間関係に影響する、人と人との意見の食い違いや緊張のことです。日本、インドネシア、ベトナム、フィリピン、ネパールなど、さまざまな国の人が一緒に働くチームでは、ある程度の対立は自然なことです。チームが悪いという意味ではありません。大切なのは、早く気づき、うまく対処することです。
多文化チームでよくある対立の原因
| 原因 | よくある表れ方 |
|---|---|
| コミュニケーションのスタイル | 日本のコミュニケーションはハイコンテクストであることが多く、意味の多くが状況や口調、沈黙にまで込められています。「ちょっと難しいですね」は、多くの場合「できません」という意味です。率直な答えを期待する人は誤解することがあります。 |
| 本音と建前 | 本音は本当の気持ち、建前は人前で言うのにふさわしいことです。会議ではにこやかに賛成していても、個人的には違う考えを持っていることがあります。 |
| 時間 | 日本では、時間ちょうど、または少し前に来ることが期待されます。時間に関する習慣の違いは、すぐにいら立ちの原因になります。 |
| 宗教と生活習慣 | 礼拝の時間、ラマダン中の断食、ハラール食、飲み会などは、説明がないと誤解につながることがあります。 |
| 仕事量 | 楽な作業や残業の多い少ないが、一部の人に偏っていると感じること。 |
| 先輩後輩の関係 | 先輩は敬意を期待し、指示を出すことがあります。後輩は従って学ぶことが期待されます。国籍よりも年齢や勤続年数が重視されることがあります。 |
| チーム内のグループ | 同じ国の人どうしで固まり、母語で話していると、ほかの人が疎外感を覚えることがあります。 |
対立の早期サイン
- あいさつをしなくなる、目を合わせなくなる。
- 情報が共有されない。指示を伝え「忘れる」人がいる。
- 本人のいないところやグループチャットで不満が語られる。
- 小さなミスが増える、または誰かが急に口数が減ったり疲れて見えたりする。
- 国籍や宗教に関する冗談が増える。
こうしたサインに気づいたら、大きな言い争いになるまで待たないことです。早めに短く、穏やかに話すだけで、何週間も続く緊張を防げることがあります。
人ではなく状況を見る
多くの対立は、悪い人がいるからではなく、期待が違うことから生まれます。誰かを失礼だ、怠けていると決めつける前に、「文化や言葉、情報の違いではないか」と自分に問いかけてみましょう。
たとえば、あまりほめない日本人のリーダーが不満を持っているとは限りません。多くの日本の職場では、何も言わないことが「問題なし」を意味することがあります。注意されているときにほほえむインドネシア人の働き手も、失礼なわけではなく、恥ずかしさを隠すためにほほえむことがあります。双方がこうした違いを知っていれば、多くの対立はそもそも起きません。
日本人とインドネシア人をはじめとする多文化チームで対立が生まれやすい原因と、早めに気づくためのサインを学びます。
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1.
依頼に対して日本人の同僚が「ちょっと難しいですね」と答えました。多くの場合、どういう意味ですか。
2.
本音とは何ですか。
3.
チームの対立の早期サインはどれですか。